膀胱炎は、疼痛や頻尿などの症状のある、泌尿器科系の病気です。急性膀胱炎と慢性膀胱炎があります。残尿感や軽い尿漏れなどのサインを見逃さないで。

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化学療法

抗生物質・抗菌剤

膀胱炎の原因菌を殺すための、化学療法には、大きく分けて抗生物質と抗菌(滅菌)剤の投与がありますが、近年では、抗生物質に押されて抗菌剤の利用は減っているようです。

クロランフェニコール

 現在、一般的に使われている膀胱炎治療の抗生物質です。

大腸菌のような原核生物(はっきりとした核膜を持たない菌)にだけ作用するため、その他の真核生物(はっきりとした核膜を持つ菌)のバクテリアまで殺して しまう危険がない点が利点です。

ただし、乳酸菌は原核生物ですので、この薬に反応します。

特に大腸菌によく作用するため、大腸菌による膀胱炎では最初に出 される薬といえます。

新しい薬ではないので、安全性も確かです。


ニトロフラン系薬剤


 ニトロフラン系の抗菌剤には、フラゾリドン、ニトロフラントイン、フラルタドン、ニトロフラゾンの4つがあります。

以前は、細菌性炎症の予防薬として使ったり、生鮮食料品の滅菌剤として添加されていました。

現在では人体への使用、食品への添加ともに禁止されています。

胎児の奇形の誘発物質や、ガンの原因物質と考えられているためです。

まだ禁止していない国では、家畜用飼料に混ぜていますが、禁止国ではその肉を輸出でき ません。


サルファ剤


 細菌性膀胱炎で処方されることの多かった抗菌剤です。化学合成剤なので、抗生物質ではありません。

大腸菌などに効果を発揮します。

比較的古い薬で、昔は赤痢の治療薬としても使われていました。

古い薬の利点は、処方された例が多いため、どういった菌に効 果があるか、というデータがたくさんあることです。

そういう面では安心な薬といえます。

最近では抗生物質におされ、処方されることも減っていますが、市販 薬に配合されている成分です。