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膀胱と腎臓のあれこれ腎臓...尿ってなに?/ビタミンD3と腎臓/腎臓病と骨粗鬆症
体中をめぐっている血液は、4〜5分に1度、腎臓を通ります。この腎臓で作られているのが、尿。では、尿って何でしょう?
尿ってなに?
尿が作られるのは腎臓です。ちょうど横隔膜の下に左右1つずつある臓器で、全身の血液が4〜5分に1度、通過します。
重さは150gほどで、縦12cm、幅6cm、厚さ3cmのソラマメに似た形をしています。
血液中の老廃物や過剰な水分をふるいにかけて、尿として膀胱に送る働きをします。
濾過器のような役割をし、腎動脈を通り毛細血管に入った血液から腎細胞が老廃物をこしとり、残りの血液は戻します。
腎臓は2つありますが、1つあれば健康に生活することができます。
ビタミンD3と腎臓

腎臓の中には尿細管という管が通っています。この尿細管がはたす役割には、骨にとって重要なものもあるんです。
ここでは、尿の原材料から、消化の過程で吸収し切れていなかった栄養分を、再吸収します。
また、骨髄での赤血球の増殖を働きかける物質が分泌されます。(この分泌が不十分だと、貧血になります。)
一方、副甲状腺ホルモンは、尿細管に作用して、ビタミンDの活性化を促します。
ビタミンD自体は食物からも摂取されますし、体内でもコレステロールから造られますが、順番に代謝されることで変化して、最後に腎臓で代謝されて活性型ビタミンD3になってはじめて果たせる、重大な任務があるのです。
それは、小腸でのカルシウム吸収を促進する働き。
そして、血液の中にカルシウムを増やす働き。
このカルシウムが骨に吸着されて、骨を丈夫にします。
腎臓病と骨粗鬆症の関係
骨には、筋肉と共に体をささえるだけでなく、カルシウムの貯蔵庫の役割もありますが、 骨自身は、ホルモンからの刺激を受けて絶えずみずからを破壊しつつ創造するという新陳代謝をくりかえしています。
血液中のカルシウム濃度が上がれば自分に吸着し、逆に濃度が下がれば溶け出させることで、濃度を一定に保つ性質があるのです。
破壊する一方になると、骨がスカスカになる骨粗鬆症になります。
腎臓の機能障害から、骨粗鬆症を招くことがあるのは、この、ビタミンDの活性化の仕事を尿細管が担っているから。
腎臓は、血液だけでなく骨にとっても、重要な臓器なのですね。
